投稿動画:アイビスサマーダッシュ データ予想
動画解説と補足
はじめに
2021年7月25日は真夏日でした。
そんな中行われたのが新潟競馬場1000m直線という特異なGⅢ、アイビスサマーダッシュ。
有力馬が夏休みをとっているこの時期に、短距離専用馬が日本中から集まってくる、唯一の1,000m重賞レースです。
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そう言ってもよいくらい圧倒的な千直馬であった彼も、もう6歳です。
前走の韋駄天Sでは稍重の芝ながら9着に沈むなど、衰えが見えてきました。
その上、本レースでは6歳以上の成績が極端に悪いという逆境。
しかし、彼以外にはれといった後継もいらず、荒れる臭いがプンプンしてきました。
穴党としては賭けずにいられないと、今回も勇んで分析を行いました。
データ分析
私の競馬予想は消去法です。
過去10年で2頭以下の実績なら、予想の候補から外すというやり方になります。
上記で当てるためには、複合的な要素は避け、なるべくシンプルな条件で消していかなければならないと考えています。
分析の細かいところは予想動画を見て頂くとして、とりあえずはざっと以下を見て頂ければ幸いです。
1,000m直線レースで最も重要なのは枠です。
通常の円周レースであれば、内側を走ることで距離短縮の有利があります。
一方でレースを重ねることで芝が荒れていき、走りにくくなることとバーターです。
ところがどっこい、今回は直線レース。
内側はただただ荒れてるだけのハンデなんですよね。
そして、普段あまり馬が走らない外側になればなるほど有利……。
それを踏まえて競馬ラボさんのところから過去10年のデータを基に評価したのが上の画像です。
基本的に外枠の複勝率が高く、画像に書きはしませんでしたが6枠も悪くありません。
内から外に寄ってくる場合には2枠が良い一方、1枠と3枠は過去10年3着以内なしでした。
モントライゼは1番人気を争う馬でしたが、枠の位置から買わないとを決めることができました。
年齢に関しては3~5歳の調子が良い一方で、6歳以上の馬はがくっと複勝率が下がっています。
6歳馬は過去10年で30頭いるうち、3頭しか3着以内に入っていないんです。
これだけで消しはしませんが、同じく1番人気を争ったライオンボスには悪いデータです。
一方で最終的に1番人気となったオールアットワンスには、枠・年齢とここまで有利ですね。
体重に関しては460kg未満の馬は1頭しか実績がありませんでした。
対象は2018年のラブカンプーですね。
当時3歳でなんと424kg。
しかし、斤量51kgと恵まれて、4枠から2着に飛び込みました。
オールアットワンスはラブカンプーより体重は重く、当日の場体重は448kg。
そして年齢と斤量は同じで、さらに枠は有利。
ラブカンプーの軌跡はもう一度あるか?と考えて、ないと判断しました。
体重が軽いということは馬体が小さいということ。
内から寄ってくる馬との競り合いに負けるだろうと考えた次第です。
前走に関してはJRAが特殊なデータを掲示していました。
6歳以上で前走5着以下の馬の複勝率は、過去10年でゼロ。
やや複合的ではありますが、ここまで強いデータだと採用せざるをえなかったです。
これによりライオンボスはアウト。
私の予想においては1番人気を争った3頭ともを外したわけです。
これは高配当の気配がしてきたぞ…と気分が盛り上がったわけです。
スポンサーリンクもうひとつJRAは面白いデータを用意していました
5枠以内の牡馬は過去6年で複勝率ゼロ。
過去10年で調べてみたところ、1頭しかいませんでした。
となると下馬評の良いグレイトゲイナーもタマモメイトウも、ここで予想から消すことになります。
残るはぴったり3頭となりました。
うっかり間違いで、実際に予想動画で本命と推したのはジュランビルでした。
過去10年で3歳馬が勝利したことはないため、セピアノーツは対抗としたのですが、画像だけ更新できていなかったようで、動画では音声と画像が矛盾してしまいました。
結果
さて、結果はどうだったでしょうか。
アイビスサマーダッシュ2021を制したのは以下の面々でした。
- オールアットワンス(1番人気/7枠)
- ライオンボス (2番人気/6枠)
- バカラクイーン (14番人気/1枠)
- トキメキ (11番人気/5枠)
- ジュランビル (9番人気/2枠)
で、データが役に立たない……。
オールアットワンスとライオンボスは、まぁ、いいんですよ……。
オールアットワンスにはデータを覆す前例がありましたし、ライオンボスは稍重の芝が駄目だったとも考えられるでしょう。
でも、バカラクイーン。なんだあの走りは?!
外側には人目も触れず、荒れた最内枠をひたすらまっすぐに走りました。
結果、途中まではトップを走り、堂々の3着。
「内枠なので、無理に外へ出すことなく、内を走らせようという指示でした。3着に頑張れたのは上手くハマったところもありますが、1頭で気持ちよく走れたことも良かったと思います」
【アイビスSDレース後コメント】 オールアットワンス石川裕紀人騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
これは次回も要チェックかもしれません。
一方で、かなりの有利があったはずのセピアクイーンは13着。
藤田騎手のコメントとして以下がありました。
「最初に寄られたところがあって、位置を下げてしまいました。自己条件ならまた頑張ってくれると思います」
藤田菜七子セピアノーツ13着「位置を下げてしまいました」/アイビスSD|極ウマ・プレミアム (nikkansports.com)
元々、青木調教師は以下のコメントを残していたので、これは藤田騎手の判断間違いかもしれませんね……。
少なくともセピアノーツ×藤田騎手では、私はもう買えないなぁと思います。
「ノーブレーキでいかにテンのスピードを保てるかが鍵の馬。藤田騎手はスタートしてから控えるより、そのまますっと出して流れに乗せるのが上手だからね」
千直女王の藤田菜七子、芝重賞初Vへセピアノーツと参戦/アイビスSD | 極ウマ・プレミアム (nikkansports.com)
おわりに
アイビスサマーダッシュ2021の配当は3連単220,340円でした。
先週の函館記念とは一転、1番人気・2番人気のワンツーフィニッシュにもかかわらず、この金額。
3連単に賭けたほとんどの人がバカラクイーンの好走に度肝を抜かれたことでしょう。
夏競馬は全然だめですが、1回くらいこういうのを的中させてみたいものです。
次回はクイーンステークス(GⅢ)ですね。
特別登録に私の大好きなマジックキャッスルがいるので、できれば賭けたいと考えています。
頑張って予想しますので、よければ予想動画に高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします!
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