投稿動画:クイーンエリザベス女王杯 データ予想
動画解説と補足
はじめに
2021年11月14日にはエリザベス女王杯(GⅠ)が行われました。
本レースのコースは例年、京都競馬場 芝2,200mで行われています。
しかし、2020年度からは改修の影響により阪神競馬場 芝2,200mでの開催となりました。
本コースは最初の直線が長く、最後の直線が短く急坂。
オールカマーの中山競馬場と割合近しいコースになります。
となると、オールカマーからきたウインマリリンとウインキートスは考慮をすべきところ。
そしてレイパパレの2,200mの壁について今回は考えていきます。
データ予想
スポンサーリンク今回は枠の有利不利がなさそうでしたので、枠が発表される前の木曜に予想をつくりました。
私の予想のやり方は本来、消去法です。
過去10年程度で2頭以下の実績なら、予想の候補から外すというやり方になります。
ただ、このいわゆる消し馬には、一定の母数が必要です。
必ずしもデータ数が揃わないことがありますので、コース特性や血統も重視するようになりました。
分析の細かいところは予想動画を見て頂くとして……。
ざっと以下の画像を見て頂ければ幸いです。
逃げ馬については、オールカマーからのロザムールが最終追い切りで「ハナを狙う」と言っていたので、ハイペースになることが濃厚になりました。
ここまでが競馬ラボさんのサイトから、エリザベス女王杯の過去20年を眺めて考えた分析でした。
そして、吉野川楠葉の予想は以下のとおりでした。
スポンサーリンク有利不利を反映
追い切りのコメントを反映
前走コメントを反映
消去法を実行
結論
本命はアカイトリノムスメ。
消去法で残った6頭のうち、2番人気となったこの馬だけが、秋華賞において関東からの参戦をものともしなかったためです。
同じ阪神競馬場で距離が200m伸びただけなので、秋華賞1着の実績は揺るがないでしょう。
対抗はウインキートス。
前走のオールカマーが中山競馬場 芝2,2000mということで、本コースとの類似性を考えれば、1着のウインマリリンを候補に入れざるをえません。
しかし、ウインマリリンは右肘の腫れから発熱もあり、追い切りがうまくいかなかった様子。
仮に回復したとしても追切不足は致命的と考え、オールカマー2着のウインキートスを対抗にした次第です。
単穴はレイパパレ。
2,200mの壁はあるか?と言われれば、あると返します。
しかし、それは勝つことはできなくとも、複勝はいける程度と踏みました。
オールカマー4着で修正してくるだろうという目論見と、同じコースである宝塚記念で3着をとっていること、有力馬の一頭ウインマリリンがふるわないことで目はあるだろうと考えたのです。
とはいえ、固すぎる予想になってしまったので、馬券ではレイパパレの代わりにランブリングアレーも買いました。
3連単で2万円くらいかなぁ、と思っていたのですが……。
結果
さあ、結果はどうだったでしょうか。
エリザベス女王杯2021を制したのは以下の面々でした。
- アカイイト(10番人気/8枠)
- ステラリア(7番人気/3枠)
- クラヴェル(9番人気/1枠)
- ソフトフルート
- イズジョーノキセキ
3連単339万円!?
荒れすぎでしょう、今回。
いったい何があったのかを考えていきたいですね。
16着 ウインマリリン(横山武史騎手)
「状態面が良くなかったかもしれません。今日は本来のウインマリリンではありませんでした。返し馬で落ち着いていたのですが、その反面元気の無さも感じました。本来はうるさいぐらいの馬ですからね。かかるぐらいの馬がそういう面もありませんでした」
【エリザベス女王杯レース後コメント】アカイイト幸英明騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
まず、ウインマリリンについては右肘の不良がそのまま影響にでましたね。
治り切らなかったか、追い切り不足か、いずれにせよ見えていたことです。
7着 アカイトリノムスメ(戸崎圭太騎手)
「結果前がかりのレースになりました。前に行った馬が苦しくなりましたね。(レイパパレを)マークするような感じで馬もリズム良く走っていますがプレッシャーがあったのか最後は外から来られた時に反応が出来ませんでした」
【エリザベス女王杯レース後コメント】アカイイト幸英明騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
阪神競馬場 芝2,200mはスタートが下り坂なので、明確な逃げ馬がいるとハイペースになります。
今回はオールカマーと同じロザムールがいたので、そうなるだろうとは予想していました。
ハイペースな競馬では逃げ・先行が消耗するので、差し・追込が有利になります。
それでレイパパレやランブリングアレーが潰れるのは想定していましたが……。
アカイトリノムスメまでつられて沈むとは思わなかったですね……。
6着 レイパパレ(C.ルメール騎手)
「折り合いを欠いて冷静さがありませんでした。その分動くのが早くなってラストストライドで止まってしまいました。やはり距離が長いかもしれません。コントロールが難しかったです」
【エリザベス女王杯レース後コメント】アカイイト幸英明騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
9着 ランブリングアレー(吉田隼人騎手)
「狙ったところでかからずスムーズに運べました。これならと思いましたが追って伸びなかったのは距離でしょうか」
【エリザベス女王杯レース後コメント】アカイイト幸英明騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
レイパパレとランブリングアレーは2,000mを超えると駄目だと確定しましたね。
このように有力馬がハイペースにもかかわらず前に出て、足が残らなかった結果、大穴が飛び込みまくってしまったんでしょう。
しかし、G1でこんな作戦ミスみたいなことあるんですか……。
この3連単をとった方、本当に素晴らしい。
あと、今回気になったコメントは以下でした。
3着 クラヴェル(横山典弘騎手)
「今までで一番の仕上がりでした。皆さんが思っているより難しい特殊な馬を、よくスタッフが作ってくれました。すごい脚を使っているように見えますが、一歩間違えれば掲示板もないような馬です。スタッフが良く持って来てくれたことがありがたいです」
【エリザベス女王杯レース後コメント】アカイイト幸英明騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
騎手にここまで言わせるとは、クラヴェルには相当な有利がつかないと賭けれないですね……。
おわりに
来週はマイルチャンピオンシップ(GⅠ)ですね!
距離適性が幅広すぎるグランアレグリア、お久しぶりなインディチャンプ、マイルと言えばケイデンスコール、しょしてシュネルマイスターと役者がそろっています。
今日ほどではないにしろ荒れる時は荒れるので、ここで巻き返していきたいところです。
次回も皆さんのお役に立つ情報をお届けしますので、ぜひ予想動画に高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします!
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