投稿動画:フェブラリーステークスデータ予想
振り返り
予想概要
2022年2月20日にはフェブラリーステークス(GⅠ)が行われたんですよ……。
今回は1番人気が予想されたテーオーケインズがサウジカップに遠征となり、有力馬の高齢化もあいまって混戦模様となっていたはずなんです……。
1番人気のレッドルゼルは中15週で距離不安。
2番人気のカフェファラオは昨年度の勝利馬ながら、それ以降は調子を崩していた。
3番人気のソダシは過去19年実績のない牝馬。
こんなん波乱の予感がするじゃないですか!
しかし、過去19年で1度も3番人気が入らないことはなかったんです。
ほとんどの馬がデータ的な不安を抱える中、どういった理屈でこの結果になったのかを紐解いていきたいと思います。
本命はテイエムサウスダンでした。
推しのポイントは理論上は有利な外枠を引いたこと、5歳であること、そして何よりも岩田騎手のインタビューでした。
「距離がもつもたないは人が決めるのではなく、馬が決める」という意図のコメントがありましたね。
過去19年に複勝に入ったどの馬よりも大きい546kgとなったのが唯一の不安でした。
対抗はインティでした。
一切の不利はなく、鞍上は令和になっても武豊。
雨による逃げ・先行有利の傾向が、この馬にとっては有利に働くと見ていたんですよね……。
距離適性は2019年のフェブラリーステークス勝利で証明済であり、2着には入るだろうと考えていたんです。
単穴はソリストサンダーでした。
武蔵野Sで勝利していますし、根岸Sでより短距離のレース運びも経験できたので、今回は飛び込んでくるだろうと期待しました。
詳細については以下にまとめましたので、ご参考としてください。
【競馬】フェブラリーステークス2022 データ予想 | それにつけても金の欲しさよ (sorenitsuketemo.com)
結果
さあ、結果はどうだったでしょうか!
フェブラリーステークス2022を制したのは以下の面々でした。
- カフェファラオ(2番人気/3枠)
- テイエムサウスダン(5番人気/8枠)本命!
- ソダシ(4番人気/6枠)
- ソリストサンダー 単穴
- タイムフライヤー
まるでデータが役に立たない……!!
一応、コース特性のとおり、ハイよりのミドルペースとなりました。
ハイまで行かなかったのは、重馬場で高速化したためでしょうね。
1.33.8って記録をさかのぼれる2009年以降、一番早いです。
ダノンベルーガが1着になった理由はわかるんですよ。
雨で内側が荒れて、外差しが機能するようになった。そこに驚異の末脚の持ち主です。
実際に馬券も追加で買いました。
カフェファラオについては不調からの見事な復活。
ルメール騎手が降りた時点で、不調により騎手側が諦めたとばかり思っていたんですが、そうではなかったようですね。
2着のテイエムサウスダンと0.4秒差、2馬身半も差をつくっての圧倒的な勝利でした。
まだ5歳ですし、ダートにおいてはテーオーケインズとカフェファラオの2頭を買っておけば間違いない感じになりましたね。
一方でテイエムサウスダン、岩田騎手の情熱が伝わったかのように2着に入りました。
ただ、カフェファラオとの差を見るに、馬場にずいぶん助けられたのではないかと見ています。
2着 テイエムサウスダン(飯田雄三調教師)
「これで1600mも持つことが分かりました。このメンバーの中で、本当に頑張ってくれました。今後、選択肢が広がったと思います」
【フェブラリーSレース後コメント】カフェファラオ福永祐一騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
先のとおり、ダートにおける重馬場傾向として、足抜けがよくなるための高速化が挙げられます。
レース傾向としては、馬群の前に位置付けた馬が圧倒的に有利となり、早期の位置取りは1,400m主戦の馬の複勝率をぐんとあげます。
稍重であった2009年の本レースも3~4コーナーで前につけた馬がそのまま掲示板にのりました。
今回も同様で、通過順は以下のとおりです。
- カフェファラオ:④③
- テイエムサウスダン:①①
- ソダシ:②②
- ソリストサンダー:⑤⑥
- タイムフライヤー:⑩⑩
つまり、テイエムサウスダンの先行力と馬場状態がマッチした結果だと思います。
岩田騎手のコントロールも相当だったでしたね。
ただ、強い馬と感じますが、良馬場においては未知数と慎重な評価としておきたいところです。
311着 インティ(武豊騎手)
「スタートがあまり速くなくなっていて、出なくなっていましたし、内枠だったので覚悟はしていました。行けないのは仕方ないですが、道中でかかってしまったのが余計でした」
【フェブラリーSレース後コメント】カフェファラオ福永祐一騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
一方で、私の対抗予想であったインティはこのとおりです。
そうか、インティも年か……。
チャンピオンズカップではソダシについて2番手を維持していたので期待しましたが、あれはスローペースでの出来事。
調教では脚質に選択が増えたと言っていましたが、結局はハイペースのレースではもうついていけないということなんでしょう。残念です。
最後に、過去19年で牝馬の複勝がなかったところ、実績を残したソダシのコメントを見てみましょう。
3着 ソダシ(吉田隼人騎手)
「半信半疑でしたが、ダートでこういう結果が出て、ホッとしましたし、やれることが分かりました。馬場、枠も良く、それに助けられた面もありますが、よく踏ん張ってくれました。ゲートも今日はなんとか我慢してくれましたし、キックバックも我慢してくれました」
【フェブラリーSレース後コメント】カフェファラオ福永祐一騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
あんたも半信半疑だったんかい!?
ただ、ソダシについてもテイエムサウスダンと同じく、重馬場に助けられた感じがしますね。
泥をかぶりにくい2番手で走れたというのも、吉田騎手の良いコントロールだと思います。
ただ、同じ作戦をとってテイエムサウスダンより下の順位ということは、ダートにおいてはまた重馬場に恵まれても国内4番手という評価ですね。
ベストメンバーが揃うと複勝にも入れないなら、芝に戻ってくれた方が良いと思うのですが……。
おわりに
今回はデータ分析が役に立たないレースでしたが、◎テイエムサウスダンが2着に入ってくれたのが救いでした。
来週からはまた中山競馬がはじまります。やったぜ!
中山記念(GⅡ)の予想をしようと考えていますが、配当的には阪急杯(GⅢ)の方がよいので、じっくり1週間考えてレースを選びたいと思います。
時間さえあれば、どっちもやりたいんですけどね……。
来週も皆さんに役立つ動画をつくりますので、よければ予想動画に高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします!
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