概要
ここまでのあらすじ
私、吉野川楠葉は忘れもしない2021年5月にソフトバンクグループ(9984)の株を買いました。
理由は?
なんか普段より安かったからです。
あとはどうなったかはご想像にお任せしますが。
以降、私はテクニカル分析という手法をしっかり学び直そうと考えました。
誰でも等しく手に入れられる情報で、技術によって儲けることができないかと考えたのです。
当サイトの投資カテゴリでは当面、日本株式をテーマに投資技術の解説と実践をお伝えしていきます。
本記事は自分のための動画であり、動画を作るための素材でもありますが、皆さんのお役にも立てれば幸いです。
それでは投資の合間に本記事を読んでくださっているあなたに格言を一つ。
休むも相場
休むも相場|証券用語解説集|野村證券 (nomura.co.jp)
学びのふりかえり
以下の2つの記事と、それを実践した動画を投稿しています。
本記事のみでも単独でお役に立つと思いますが、あわせてお読みいただくとストーリーラインが際立つかと思います。
- 【投資】チャートの見方 ローソク足(日足)とは | それにつけても金の欲しさよ (sorenitsuketemo.com)
- 【投資】チャートの見方 ゴールデンクロスとは | それにつけても金の欲しさよ (sorenitsuketemo.com)
用語解説
グランビルの法則とは
米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、移動平均線と株価の乖離(かいり)の仕方や方向性を見ることで、株価の先行きを判断する株式投資理論。
グランビルの法則 | 金融・証券用語解説集 | 大和証券 (daiwa.jp)
自分なりに言葉にしてみると、「長期移動平均線と日々の株価の位置から8つの売買のタイミングを判断する理論」です。
長期移動平均線はもともと200日線を使うものとされてきたようです。
これが75日線でも25日線でも使えるのでは、という内容で2回に分けて解説していきます。
4つの買い時
第一の買い時は、前回記事のゴールデンクロスと同質の考え方です。
タイミングとしては、長期移動平均線の動きが底打ちした後に、その日の株価(短期移動平均線でもよい)が下から上に抜けた時です。
おそらくは最も狙いやすい、極めてシンプルな買い方だと思います。
スポンサーリンク次にわかりやすいのが、こちらの第二の買い時です。
長期移動平均線が上昇トレンドである際に、一時的に株価が長期移動平均線を下回った時です。
可能なら底打って反転の兆しが出た時に買うのがよいでしょう。
これがいわゆる押し目買いと呼ぶものです。
多少勇気が入りますが、きちんと拾えれば強い上昇トレンドに乗れるのが、この第三の買い時です。
株価にはおおよそ波があり、言い換えれば浮き沈みあると言えます。
なので、どれだけイケイケの株でも、長期移動平均線との乖離が大きくなれば、一時的に下落する可能性が高まります。
しかし、この一時的な株価の下落が長期移動平均線の上で反転して、再上昇に向かえば、それは上昇トレンドの継続とみなすことができます。
パチンコやパチスロで例えると、演出後に外れたものの、激アツの状態がつづいているという状態です。
それが理解できていればコインの投入をつづけますし、理解してない人は投資を回収する前に席を立ってしまう……という感じで伝わるでしょうか。
強烈に下げたあとは反転の兆しがあったとしても、さらなる下げを恐れて買えないケースが私自身ありますが、食いっぱぐれないためには重要なパターンと思います。
そして最後の買い時は非常に難しい。
まさに今の日経平均がそうだと思うのですが、下降トレンド中に株価が長期移動平均線を大きく割り込んだ時に、戻りつつある値を拾うというやり方です。
これは売り時を逃すとさらなる下落で損してしまいますので、慣れるまでは手を出さないというも賢いやり方だと思います。
4つの売り時
ゴールデンクロスの動画でもまとめで触れましたが、買い時が正しくても、売り時を誤ればあっという間に損を広げてしまうのが、今の国内株式の状況のようです。
第一の売り時は、私のように大損こいて、少しも損を出したくないという人間にはうってつけの考え方です。
先のとおり、特に短期的な株価には必ず浮き沈みがあります。
長期の移動平均線を株価が上振れし、大きく乖離すればするほど下落する可能性も高まります。
なので、そんな状況で下がり始めた時には素直に売りましょう。
ただし、上昇に比べて、株価の下降はスピードが速く、大きな値幅になりがちです。
その恐怖に震えるぐらいならば、自分で「何円儲けたら売る」「何パーセント儲けたら売る」といったルールをつくって、上昇途中でも売ってしまうというのも対策としてよいでしょう。
第二の売り時は下降トレンド中にあります。
長期の移動平均線の勢いがなくなり、横ばい、または下降気味になった時に、その移動平均線を株価が割り込んだ時が売るタイミングです。
個人的な経験では、もっと利益がでるだろうと一時的な下げを傍観していると、よくこの売り時を逃してしまい、大きな損を出してしまってきました。
一つ前の売り時と同じように、利益確定のタイミングを決めていれば損を被りにくくなります。
その上で、目標利益に届かなくても、下降トレンド中に株価が移動平均線を割ったら売るというルールを愚直に守れば、ある程度のリスクヘッジができることでしょう。
もちろんそれだけでは、小さな損が積もってしまうこともあります。
なので基本的なルールとして以下も考えておくとよいです。
株の基本は上昇トレンド中に買い、下降トレンドで売ることです。
スポンサーリンク下降トレンド中の売るタイミングは逃しがちで、よく肝に銘じなくてはなりません。
第三の売り時は、長期移動平均線が下方向に向いているときに、それを株価が上回った場合です。
最良のケースは、大きく上振れした株価が再度下降に向かった時に売ることです。
ただし、下方向の値動きは早く、激しいことが多いので、タイミングを正確につかむよりも、上昇中に決め打ちで売ってしまうのが、初心者にはむいていると思っています。
第四の売り時は、わかりやすい最後のチャンスです。
上昇中の株価が、下向きの調移動平均線を上抜けすることなく、再度下降に向かった場合です。
これは下降トレンドの継続を意味するサインです。
下降トレンド中に押し目買いをした場合、これが売り抜ける最後のチャンスになりがちです。
明確にわかる条件ですので、もっと儲けが出るかもと、あるいは損を縮小できるかもとは思わず、すっぱりと切ってしまうことが吉でしょう。
実例
こちらは本日2021/8/24時点の三菱自動車(7211)時点のチャートです。
先の8/19の報道で、トヨタ自動車(7203)が昨年9月をさらに大幅に下回る減算を発表し、自動車関連株が連れ安となりました。
もともと投資家の期待が低く、材料出尽くしでありながらも、いま一つ株価復調の気配が見えない三菱自動車もこのあおりをくらいました。
これがグランビル法則でいう買いのシグナル④にあたるものとして私は購入しました。
25日線、75日線ともに大きく割り込んでいますよね。
また、解説はもう少し先の投稿になると思いますが、株価の一次的なもみ合い時に見られる「上昇フラッグ型」ではないかという値動きをしているのも、買い時の判断となりました。
上図のレジスタンスラインを超えれば持ちっぱなし、跳ね返されればすぐに売るというつもりで買っています。
あるいは手元の資金が心もとなくなれば、レジスタンスラインにかかるところで売ってしまってもいいわけで、タイミングさえ事前にしっかり決めておけば、利益を出せる公算があると考えています。
この記事を動画にまとめる頃には答え合わせもできていると思いますので、お楽しみとして頂ければ幸いです。
出典
参考文献
画像素材(使用ツール)
おわりに
近く、この情報をまとめて投資に関する動画を投稿する予定です。
きっと役立つ内容になるかと思いますので、以下チャンネルをぜひチェックしてください。
そしてよければ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いしますm(_ _)m
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