投稿動画：有馬記念データ予想
動画解説と補足
はじめに
2021年12月26日には有馬記念（GⅠ）が行われました。
本レースは2016年までは年最後のGⅠレースでした。（2017年からはホープフルステークスが最終）
それだけあって1年の総決算と呼ぶにふさわしい面々が集まります。
コースは例年、中山競馬場 芝2,500m。
6回もコーナーを回ることとゴール前の激坂からトリッキーなコースだと評されています。
それに挑むのが、今回を引退レースと定めたクロノジェネシス。
同じくこれで種牡馬となる7歳馬のキセキ。
これを獲れば年度代表馬の可能性に近づくエフフォーリア。
絶対に楽しいレース間違いなしの今回、私はあることに気づいて予想を立てました。
データ予想
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私の予想のやり方は本来、消去法です。
過去10年程度で2頭以下の実績なら、予想の候補から外すというやり方になります。
ただ、このいわゆる消し馬には、一定の母数が必要です。
必ずしもデータ数が揃わないことがありますので、コース特性や血統も重視するようになりました。
分析の細かいところは予想動画を見て頂くとして……。
ざっと以下の画像を見て頂ければ幸いです。
さっそくここがポイントになります。
スローペースになりがちであるのは確かなのですが、2019年度の有馬記念はハイペースになっています。
この時は8枠だったアエロリットが飛ばしたためでして、こういった特定の条件で例外が発生します。
それは明確な逃げ馬がいること。
加えて逃げ馬が複数見込まれることです。
今回はパンサラッサにタイトルホルダー、キセキにアリストテレスと快速馬がそろっています。
ゆえにハイペースとなり、差し・追込に有利に働く。
そして、追込といえばエリザベス女王杯で1着に輝いたアカイイトがいる……。
これを考えついた時、ストーリーは見えたと思いました。
有力馬のクロノジェネシス・ディープポンドは凱旋門賞からの直行です。
凱旋門賞からは中10週の年と中11週の年があり、過去20年での複勝は計3回でした。
特に今年の凱旋門賞は異次元の重馬場で、馬はかなり疲弊した印象でした。
このことからクロノジェネシスとディープポンドは消してみようと考えた次第です。
さて、ここまでが競馬ラボさんのサイトから、有馬記念の過去20年を眺めて考えた分析でした。
そして、吉野川楠葉の予想は以下のとおりでした。
有利不利を反映
追い切りのコメントを反映
前走コメントを反映
消去法を実行
結論
本命はエフフォーリア。
クロノジェネシスとほとんどオッズの変わらない1番人気で、クロノジェネシスにローテと調教の不安がある以上、エフフォーリアしかいないと考えました。
1番人気を本命にする悔しさはありますが、この面々でこの距離なら何も心配はないと信じます。
対抗はアカイイト。
上に書いたように、本レースは例年と異なりハイペースになる可能性があります。
ハイペースは追込に有利に働くことから、エリザベス女王杯の再現をここでやってくれるのではないか。
エリザベス女王杯は阪神2,200mで、最後の坂は中山2,500mと同じ。期待が高まります。
単穴はステラヴェローチェ。
残った馬の中でなにも不安がなく、そりゃ人気もでるよなぁと。
菊花賞で距離は慣れていて、今回の鞍上はデムーロ騎手とのことで一発あるかもと賭けた次第です。
実際の馬券では一発あるかとモズベッロも考えたのですが、雨が降らなかったので諦めました。
その代わりにアリストテレスにも散らして3連単を買った次第です。
結果
さあ、結果はどうだったでしょうか。
有馬記念2021を制したのは以下の面々でした。
- エフフォーリア（1番人気／5枠）
- ディープポンド（5番人気／3枠）
- クロノジェネシス（2番人気／4枠）
- ステラヴェローチェ
- タイトルホルダー
凱旋門じゃないか！！！！
なんで今年いきなり凱旋門からの直行ローテの複勝率を増やしてるんですかね……。
ああ、ちなみにレースはちゃんとハイペースになったので目論見はあっていたんですよ。
2着 ディープボンド(和田竜二騎手)
「理想的な感じで流れてくれました。内にこだわって手応え十分に周ってきましたが、相手が強かったです。海外遠征から帰ってこのパフォーマンス、今後に向けて馬も良くなっていくと思うし、来年も楽しみです」
3着 クロノジェネシス(C.ルメール騎手)
「道中良い感じでした。向正面もエフフォーリアをマークしながら、手応えもとても良かったです。直線はエフフォーリアの後ろにつけて、よく走ってくれました。精一杯走ってくれました。相手が強かったです」
【有馬記念レース後コメント】エフフォーリア横山武史騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
2頭とも特段のコメントを出していないのが、なんともまぁ。
ディープポンドについては今後も注目していきたいと思います。
7着 アカイイト(幸英明騎手)
「自分の競馬はできました。課題の折り合いもスムーズだったと思います。これからも楽しみです」
【有馬記念レース後コメント】エフフォーリア横山武史騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba.com
こちらも特別なことは言っておらず、つまり単純に力の差がでたということでしょうか。
ハイペースでこれでは、エリザベス女王杯はフロックだったのではないかと考えてしまいます。
おわりに
さあ、1年最後のGⅠ、ホープフルステークスがやってきます！
このレースは平日開催なので、あまり細かい分析はせず、ここに予想だけ書いておきます。
まず、本命はコマンドラインです。
GⅠ昇格してから固い決着が多いのですが、基本的に前走GⅢ1着馬が勝っています。
それに唯一あてはまるのがこの馬です。
ディープインパクト産駒で鞍上ルメール騎手と1番人気は譲らないでしょう。
次に、対抗はラーグルフです。
過去20年で複勝率が良いのはコマンドラインのいる4枠と、この馬がいる2枠です。
前走中山の同距離を勝っているのも心強く、モーリス産駒も中山にあっていそうです。
ちなみにキラーアビリティがいる3枠、アスクワイルドモアがいる8枠は複勝率が極めて低く、武豊騎手のGⅠ制覇は来年に持ち越しでしょう。
最後に、単穴はジャスティンパレスです。
ボーンディスウェイと悩みますが、コマンドラインとラーグルフが来たとする場合、3頭とも美浦の馬が来るとも思えず、こちらにしました。
ディープインパクト産駒で負けなし、前走が急坂の阪神とのことで好感が持てるのは確かです。
来年も皆さんのお役に立てればと思って作っていますので、ぜひ予想動画に高評価とチャンネル登録をよろしくお願いします！
追記
ホープフルステークス2021の結果は以下のとおりでした！
良いお年を！
- キラーアビリティ
- ジャスティンパレス
- ラーグルフ
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