この記事は、MicrosoftのCopilot(ChatGPT)を使って、どうにか手軽に競馬予想記事を書こうという悪戦苦闘の記録となります。
前回の記事では、Copilotは誤情報をもとに予想するばかりか、論拠としての引用記事も誤っているという、深い悲しみを知ることができました。
おそらくこれは、Copilotの以下の仕様によるものと思います。
私は、インターネットにアクセスできるので、最新の情報を提供することができます。しかし、私の内部の知識や情報は、2021年のある時点までしか更新されていません。
Microsoft Copilot回答
2021年以降のインターネット上の情報については、正誤の精査がうまくない様子です。
競馬で言えば、今年の出走馬を特定するのは苦手、しかし2021年から変わらないコースの特徴を分析するのは得意ということでしょうか。
ということで、今回はインプット情報を明確に指定することで使える記事が生成できないか試してみます。
東京新聞杯の予想をブログ記事として作成するのにおすすめの章立てを教えて(書式はWordpressに直接ペーストできるもので)
東京新聞杯は、春のマイル王決定戦である安田記念の前哨戦として注目される重賞レースです。今年も秋華賞2着のマスクトディーヴァやマイルCS3着のジャスティンカフェなど、豪華なメンバーが揃いました。この記事では、過去の傾向やデータ分析、血統や調教などを踏まえて、東京新聞杯の予想をしていきます。
東京新聞杯とは
東京新聞杯は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する重賞競走(GIII)です。このレースは、中日新聞東京本社が発行する日刊紙「東京新聞」にちなんで名付けられています。
以下は、2024年現在の東京新聞杯の競走条件です。
- 出走資格:
- サラ系4歳以上のJRA所属馬
- 地方競馬所属馬(認定馬のみ、最大2頭まで)
- 外国調教馬(優先出走)
- 負担重量:別定
- 牡馬:57kg
- 牝馬:2kg減
- 2023年2月4日以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増、GIII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
- 2023年2月5日以前のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増(2歳時の成績を除く)
- 賞金:
- 1着賞金:4100万円
- 2着:1600万円
- 3着:1000万円
- 4着:620万円
- 5着:410万円
このレースは、春の古馬マイル路線に組み込まれており、外国産馬は1994年、外国馬は2005年、地方競馬所属馬は2020年から出走可能となっています。
何度聞いても正確な情報が来ず、最終的には「東京新聞杯の負担重量について教えて」と指示したものを採用。 Copilotの引用元はWikipedia。
コース分析
東京新聞杯は、芝1600メートルのコースで行われます。以下は、東京芝1600メートルコースの特徴と分析です:
- スタートから3コーナーまでの距離が長く、1ターンコース:スタート直後は緩やかな下り坂が続き、スピードに乗りやすいです。
- 3コーナーから4コーナーはカーブが緩やか:ペースが落ちにくく、クラスが上がると中距離でも実績のある馬の好走が目立ちます。
- 直線は約530メートルと長い:道中は起伏があり、直線が長いため、差し馬がよく決まるコースです。
- 開幕間もない時期は高速馬場になることが多く、スピード豊富な逃げ・先行馬が好走する。
- 枠による有利不利が少ない:Dコース採用の16頭立て。これにより東京競馬場の外枠不利は改善している。
過去の傾向から、東京新聞杯では差し馬は割引されることがあります。
「東京新聞杯のコース分析をして」という指示に対し、引用の一部は「TORの夢を叶える競馬ブログ~夢を叶える4本の矢~」様。 それに「競馬ラボ」様の面白かった記事を基にて修正。
出走馬と予想オッズ
東京新聞杯の出走馬と人気状況は以下の通りです。(2/4 11:00時点)。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | サクラトゥジュール | 牡7 | 57.0 | R.キング | 29.9 | 8 |
2 | アスクコンナモンダ | 牡5 | 57.0 | 横山武史 | 46.9 | 11 |
3 | ドルチェモア | 牡4 | 57.0 | 石橋脩 | 87.3 | 15 |
4 | ルージュリナージュ | 牝5 | 55.0 | 横山和生 | 74.5 | 14 |
5 | ウインカーネリアン | 牡7 | 58.0 | 三浦皇成 | 9.2 | 4 |
6 | マスクトディーヴァ | 牝4 | 56.0 | 岩田望来 | 1.9 | 1 |
7 | ジャスティンカフェ | 牡6 | 58.0 | 坂井瑠星 | 5.5 | 2 |
8 | ホウオウビスケッツ | 牡4 | 57.0 | 岩田康誠 | 28.1 | 7 |
9 | ウンブライル | 牝4 | 55.0 | C.ルメール | 6.7 | 3 |
10 | ダノンタッチダウン | 牡4 | 57.0 | 北村友一 | 102.1 | 16 |
11 | マテンロウスカイ | セ5 | 57.0 | 横山典弘 | 24.4 | 6 |
12 | コナコースト | 牝4 | 55.0 | 戸崎圭太 | 32.5 | 9 |
13 | トゥードジボン | 牡5 | 57.0 | 藤岡佑介 | 40.8 | 10 |
14 | サウンドビバーチェ | 牝5 | 56.0 | 浜中俊 | 69.9 | 13 |
15 | フリームファクシ | 牡4 | 58.0 | 菅原明良 | 59.1 | 12 |
16 | アヴェラーレ | 牝6 | 56.0 | R.キングスコート | 16.6 | 5 |
どうしても正確な情報を得ることができず、「netkeiba」様の表をコピペしてCopilotに表として修正指示したのち、騎手をフルネームに変換を依頼。 キング騎手とキングスコート騎手を混同した以外は正確に出力。
過去20年の消去条件
- 前走1600mかつ10着以下
- ドルチェモア
- ルージュリナージュ
- ウインカーネリアン
- コナコースト
- サウンドビバーチェ
- 前走1800m以上かつGⅡ以下
- サクラトゥジュール
- ホウオウビスケッツ
- 馬体重540kg以上
- ダノンタッチダウン
- 父キングマンボ系×母父が北米生産馬以外
- ウンブライル
- ダノンタッチダウン
- マスクトディーヴァ
- サウンドビバーチェ
- ドルチェモア
- フリームファクシ
- 8枠かつ差し馬
- アヴェラーレ
これにより残る馬は以下3頭となります。
馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | アスクコンナモンダ | 牡5 | 57.0 | 横山武史 | 46.9 | 11 |
7 | ジャスティンカフェ | 牡6 | 58.0 | 坂井瑠星 | 5.5 | 2 |
11 | マテンロウスカイ | セ5 | 57.0 | 横山典弘 | 24.4 | 6 |
13 | トゥードジボン | 牡5 | 57.0 | 藤岡佑介 | 40.8 | 10 |
Copilotへの指示文は「東京新聞杯について各ニュースサイトなどが消去法の条件として挙げているものをリストアップして」、明記されなかったがおそらく引用元は「SPAIA競馬」様。 これに自分流の消去法を追記・修正するとともに、当該馬を追記。 (4番あたりは個人的には重視していないが、面白そうなので残しておきます)
東京新聞杯の注目馬
AI本命候補:ジャスティンカフェ
本命に推したいのは、2番人気のジャスティンカフェです。持続力型からバランス型のレースで実績を残しており、東京新聞杯のラップ適性に合致しています。特に良馬場での高速決着のマイル戦を得意としており、上位クラスでの評価ができます。追込脚質のため展開に注意が必要ですが、高いパフォーマンスを発揮すると予想されます。
AI対抗候補:マテンロウスカイ
対抗には、6番人気のマテンロウスカイ挙げます。底力型からバランス型のレースで実績を持っています。良馬場の1600mでは前走リゲルSで勝利している他、東京競馬場でも1800mでエプソムカップ3着、メイS2着と相性は悪くないものと見込みます。
AI単穴候補:トゥードジボン
単穴には、10番人気のトゥードジボンを選びます。スポ京都金杯で3着の実績があり、良馬場での適性が見込めます。
Copilotには「東京新聞杯2024に以下の馬が出走するものとして、推奨理由と順番を記載して」と指示。出てきた内容から明らかに間違っているものを修正・削除。
東京新聞杯の予想結果
以上のCopilot分析を踏まえて、私の予想結果は以下のようになります。
- 1着:マテンロウスカイ
- 2着:トゥードジボン
- 3着:アスクコンナモンダ
理由は最終追い切りのコメント(「競馬の魅力」様を参照)や、「競馬ラボ」様の馬体診断において、ジャスティンカフェの体の緩さが指摘されていたためです。
なかなか攻めた予想となりましたが、11-13-2の3連単を購入すると、2/4 12:05時点でオッズが5003.9……目が回るぜ。
ということで50万馬券に夢を見て、この週末を楽んでいきましょう。
コメント