投稿動画:目黒記念 データ予想
動画解説と補足
楽しい週末もそろそろ終わりですね。
来週もそのまた来週も楽しんでいくためには、やはりどこかで勝たなくてはなりません。
ああ、勝利が欲しい!
そう思ったなら一度立ち止まってみることも必要でしょう。
そう、そのために競馬予想の振り返りが存在するのです。
今回は2021/5/30の12レース、目黒記念(G2)について振り返っていきましょう。
日本ダービーでなく、なぜ目黒記念?と思ったかもしれません。
それは3歳馬の予想がとても難しいことにありますし、目黒記念が特殊なハンデ戦であることもあります。
スポンサーリンク目黒記念は東京競馬場で行われる芝2,500mのハンデ戦です。
東京競馬場で2,500mってあまり聞かないと思いませんか。
そう、東京競馬場でこの距離を走るのは秋のアルゼンチン共和国杯(G2)とこのレースだけなのです。
つまりコースについてデータが少ないということ。
ううむ、データ予想に暗雲が……。
16頭立てとなったこのレース、事前の人気ではグランディオーズとヒートオンビートが1位を競り合う状況でした。
かたやダイヤモンドステークス(G3)の1着馬、しかし3,400mからの大幅距離短縮。
かたや重賞には未出場、しかし掲示板を外したのは僅か1回だけの安定した4歳馬。
東京競馬場2,500mは最初の直線が長いことから枠での有利不利は少ないとされています。
下馬評も二分される状態で、非常に面白い競馬となりました。
それでは、競馬ラボさんのところで過去10年を見ていきましょう。
スタミナが要求されるこのレースにおいて、極端な距離延長は不利に働くようです。
前走1,600mのダートから参戦となるトップウイナーには、過去10年で3着以内に合致するデータがありません。
そういった不利情報は無理に選ばないのがデータ分析なのです。
はい、今回の大きな分かれ目はここからです。
ハンデ戦において斤量の重さは、評価の高さです。
「このレースではよく走る」と評価された馬こそ、重い斤量を課されています。
しかし、ここで一つ、面白いデータがあります。
目黒記念は高速レースになる!
そのように言われているのを聞いたことがありませんか。
斤量が影響を及ぼすのは、瞬発力です。
重ければ重いほど、スパートをかけるのが不利になるというわけなのですが……。
高速レースにおいては、レースにおけるスパートの比重が落ちるのだと考えています。
ゆえに過去のデータからは53kgを境に、それ以下はほとんど実績がありません。
目黒記念においては斤量の軽さが有利として効かなくなるラインが53kgなのだと、そう考えました。
これによって消去したのがトラストケンシン、アドマイヤアルバ、ウインキートスです。
その他の説明については、動画を見て頂くとして……。
血統においては、過去10年にルーラーシップ産駒の参戦が少ないという情報がありました。
かつ、3着以内に入った実績はゼロ。
こういった不利データに対して、1番人気のグロンディオーズは勝てるのか?
確かに前走はダイヤモンドステークス(G3)で1着でした。
しかしその前の中日新聞杯(G3)は5位と、本レースの他馬を圧倒するとまでは言えない……と考えたのです。
枠による有利不利がなく、極端な偏りがないレースではありましたが、その中でも気分の上がるデータはありました。
過去10年に3着以内に入った馬の傾向として、以下の割合が多く上げられます。
- 前走が2,400mまたは2,500m
- 関西馬
- 5歳以下
3拍子が揃っている馬が2頭いますね。
あとは7枠の1着率が高いこと、および人気から以下のとおり馬券を買いました。
それでは結果を見てみましょう!
目黒記念2021の結果は以下のとおりでした。
- ウインキートス (8番人気/3枠)
- ヒートオンビート(2番人気/4枠)
- アドマイヤアルバ(15番人気/2枠)
除外したはずの馬が、2頭も入っている……!
何故?と思ったときに引っかかりを覚えたのは、レースのペースでした。
ルメール騎手のレース後コメントを引用します。
ペースがこの馬には遅すぎました。ジリジリ長く脚を使うけど、切れる脚はないので。この馬自身も頑張っているけど、ここまで上がりが速くなるときつかった
つまり今回はペースが遅く、スパートの比重が高かったということなのでしょう。
ゆえに斤量52kgのウインキートス、53kgのアドマイヤアルバが、予想に反して大激走してしまったと……。
今回の3連単は994,120円でした。これがあるから競馬は面白い。
来週は安田記念(G1)です。
また楽しい週末を過ごすために、一週間がんばっていきましょう!
コメント